普段から使用している車には、ガラスが少なくとも4つ、取り付けられています。それは自動車に窓があるため、その窓ガラスとして搭載されているからです。さて、その車の窓ガラスは割れにくい素材なのかという点についてですが、最初から答えを言うと割れにくい素材であることが知られています。ですので、基本的に私たちが家屋などで使用している窓ガラスとは違った種類のガラスだと考えておいて間違いはないでしょう。
では車の窓ガラスには、どのような割れにくい素材のガラスが搭載されているのでしょうか。それについては、主に二つのタイプの窓ガラスが取り付けられていると言われています。その二つとは、合わせガラスというタイプのガラスと強化ガラスというタイプのガラスです。これら二つのガラスは強度があるという点は共通しているのですが、やや違った要素があります。
合わせガラスの場合は二つのガラスを合わせて作られており、後者である強化ガラスよりも強度の高いガラスとなっています。強化ガラスの方が強いガラスのイメージがありますが、合わせガラスの方がとても強い素材となっているのです。合わせガラスは主にフロントグラスに使われている素材ですので、前から何かが飛んできた時にもガラスがそれを受け止めてドライバーや搭乗者を守ってくれる働きがあります。
そして両サイドの窓についている窓ガラスには強化ガラスが使われていることが多いです。強化ガラスは強度の高いガラスではありますが、特定の衝撃を加えると簡単に割れる素材です。簡単に割れるのでは困るじゃないかと思われるかもしれませんが、車内に閉じ込められた時に強化ガラスは割れるので、それを割って脱出するということができる点で強度的には妥当なガラスだと言えるでしょう。
以上のように、車の窓ガラスには普通のガラスとはちょっと違う、強固な素材でできていますので、豆知識として覚えておくようにしましょう。